どこまでも続く緑色の大地。
そんなところが、どこにあるのかも知らなくて。
ただ、頭の中でふんわりと、そんな場所で思いっきり深呼吸したいなぁ、なんて想ったりしていました。
8月のある日、導かれるようになんとなくやってきたこの場所には、今まで頭の中で描いていた画のような風景が広がっていました。
―こんな景色を、見てみたかったんだ。―
直前までの突然の豪雨。
分厚い雲の間に、すっと抜けるような青空。
どこまでも続く緑色の大地と、どこまでも続く空。
向こうには、一面に広がる、世界で一番好きな花。
雨上がりのひまわりは、暑い日のシャワーを浴びた後みたいに、ちょっと涼しそうにも感じる。
下を向いているように見えるけど、わたしにはちょうど向かい合わせになれて、ちょうどいい。
吹き抜ける風も、柔らかくてやさしくて、身体も心も、スーッと軽やかにしてくれるような心地よさ。
ここに立っているだけで、やさしくてふわふわであたたかくて、ものすごい大きなエネルギーに包まれているような感じがして、私たちもまた、自然の一部であることに改めて気づかされました。
また何度でも訪れたい、そんな素敵な場所でした。
8月のある日の、岡山・蒜山。