イノチをいただく
積み重なった不調が元となった体質改善の為に、中医師の先生に漢方を処方していただくようになってから、身体に合わないものを教えて頂きながら、そういったものを控えたり、それまでの食生活を改めて見直すようになりました。
それを機に、改めて『身土不二』という考え方に立ち返り、今年の春ごろから特に、日々の食事や調味料も見直しています。
食は“生命をいただくこと“であることに意識をおいて、食材・調味料を選ぶことを心がけるようになりました。
単純に栄養だけでなく、そこにあるバックグラウンドや見えなくても確かにあるエネルギーにも目を向けるようになりました。
1つ1つについて調べることは、確かに時間はかかります。
でもより知ることで、より納得して、より安心して、より感謝して、より幸せな気持ちでいただくことができるのです。
こうして口にした食べ物と、その意識や感情の積み重ねが、明日の自分をつくっていくと思うと、調べる時間をとても大切なものだと感じています。
こだわりのお醤油
そんなここ数か月。
日常的に使う調味料について、調べたり試したりしている中で見つけた、大徳醤油さん。
全てこだわられた国産の原材料で、天然醸造で作っておられるお醤油は、まさに“生“のエネルギーが詰まったお品。
“身体に合わないもの”を控えていった結果、毎日の食事はほぼ和食になり、我が家の食卓では、毎日お醤油やお味噌が欠かせません。そして毎日の食事を見直したことで、着実に身体も変化しています。
毎日いただくものだからこそ、これからも私は身体に馴染むものをしっかり選びたいと思います。
しかしなかなか、本当に数少ないのです、こういうお品が。
そして普通のスーパーなどではこういった原材料にこだわられた伝統製法の調味料を見かけないのは本当に残念なことに思います。
ネットで購入できる時代であることは、とてもありがたいことだと実感しますが、身近にあるともっといいのに、と思いますね。
この日は、豆腐ステーキと伏見甘長の甘辛炒めにお醤油を使いました。
いつもと一緒の割合で作っていても、お醤油が美味しいと、お料理の腕が上がったように思われて得した気分。ふわっと広がるお醤油の香りは、まるでアロマのようにほっとするのは、日本人ならではの感覚なのでしょうか。
選ぶ時にこだわりたいところ
考え方や好みは皆それぞれで、こだわりたいところも皆違うとは思っていますが、最後に私が調味料を選ぶ際に買いたいと思う基準をご紹介しようと思います。
- 原材料がシンプルで人工物が入っていないもの
- 原材料も国産(同じ国内産でも、できるだけ住んでいる地域やルーツのある場所に近いもの)
- 製造工程でも人工物が使われていないもの
- 製造工程に自然のエネルギーとの調和があるもの
こういった日本の伝統が、日本をルーツとした人や日本に住む人の健康を守り、命を繋いできたのと思います。こうして”選ぶ”ということも、大きな愛の循環となっています。
私は、日本の素晴らしい文化がこの先もずっと継承され続けていくことを願って選び続けたい、と思っています。